実家を見回り

毎朝 実家へ年老いた母の様子を
見にいく

今のところ自立生活できるとはいえ
実家に独り暮らしているので
何が起こるかわからない

なので行って姿を見るまでは
ドキドキの見回りなのだ

母の毎朝の状態はというと

-必要以上に早く目覚めてベッドで
まどろみながらテレビを見てる

-早くに目覚めはしたが枕元の
CDプレーヤーで曲を聴きながら
二度寝している

-テレビもCDもなく静かな部屋で
爆睡している

家に入るとの場合
少し耳の遠い母は大きな音が玄関まで
聞こえてくる

静かな場合は,と玄関から音などで
判断ができる

いつもなら朝7~8時頃の見回りが
その日は10時になってしまい
急ぎめで実家に行き中へ

「ガチャ」

時間からしてはナイ
母は ほぼ毎朝9時過ぎには起きている
だから この時点で普通にテレビの音が
聞こえてくるハズが

「シーン」

「えっ こんなハズは⁉」
照明も消えたままだ

おそるおそる そぉ~っと薄暗い
部屋の戸を開けてみると
横になっている姿は確認できる
しかし暗くて
それ以上の確認ができない

早足で母に寄る

口を全開で仰向けになっている
これはミイラだ
焦る

大きく開いている口に耳を
近づけてみる「息は?」

この時間は家の周りは騒がしく
聞こえづらい

「どうしよう」 焦る

声かけるのが1番早いのだが
声をかけて反応がなかった時が
恐くて それが出来ない

「わぁ~どうしようかなぁ」
横になってる母を見下ろしてると

あっ

起きた!てゆーか動いた

夜中あまり寝付けなかったみたい
人騒がせなんだから

コメント

タイトルとURLをコピーしました